栃木県の日光市にあるサウナ施設で、冷水浴として利用している「池」で20代の男性が亡くなってしまう事故がありました。
そのサウナ施設は、施設が所有する池で冷水浴を楽しむことができ「大自然の中にあるサウナ」としてテレビ番組でも取り上げられた人気サウナ施設でした。
事故のあった池が実は水深が3mもあったことがわかり、危険すぎではないかと話題になっています。一体どんな施設なのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
日光サウナリゾート:どんな施設?
所在地:栃木県日光市瀬尾3351
利用料金:平日/150分貸切 20,000円(1名~4名) 休日/150分貸切 25,000円(1名~4名)
北欧風のバレルサウナのすぐ目の前は、写真にあるように池があることがわかります。サウナで温まった体をこの池を利用して冷水欲ができるようです。写真で見る限り綺麗な池の水ではないように見受けられます。
日光サウナリゾート:溺死事故の詳細
10日10日午前10時半ごろ、日光市瀬尾にあるサウナ施設、「日光サウナリゾート」で、従業員から「利用者の男性が敷地内の池に入ったあと出てこない」と消防に通報がありました。
駆けつけた消防がサウナのすぐ横にある池から男性を救助し、男性は病院に搬送されましたがまもなく死亡が確認されました。
警察によりますと、亡くなったのは埼玉県蓮田市の地方公務員、武井陸さん(25)で、死因は溺死だということです。
警察や施設によりますと、この施設ではサウナ後に池で体を冷やす客も多く、知人3人と訪れた男性はサウナの利用後に池に入って水深3メートルほどの場所で溺れたとみられるということで、警察が当時の状況を調べています。
出展:NHK
※画像引用:ANNニュース
・サウナ利用後に池に入った男性(25)が出てこないと消防に通報が入る
・消防が男性を救助したが、搬送された病院で死亡が確認される
・亡くなったのは埼玉県蓮田市の地方公務員、武井陸さん(25)
・知人3人と施設を訪れていた
・武井さんは泳げなかった
・池の水深は3m程あった
・施設側は、サウナ後の冷水浴に最適であると宣伝していた
日光サウナリゾート:「サウナ後の冷水浴に最適です」とピーアール
貸切で利用出来るバレルサウナを誤用して皆様をお待ちしております。
サウナで体を温めた後は、日光サウナリゾートの特徴のひとつである中央の泉へ。
地下水が湧き出るこの泉は、まさにサウナ後の冷水浴に最適です。
透き通るほど綺麗な地下水が、あなたの五感を刺激します。
確かにHPには、「泉はサウナ後の冷水浴に最適です」とかかれてあります。
「地下水が湧き出る泉」と紹介されていますが、地下水なら水温はかなり低いのではないでしょうか。
また、深水3mもある泉です。お亡くなりになった武井陸さんは泳げなかったそうですが、この泉の水深を事前に知っていて飛び込んでいったのでしょうか。
施設側は泉の水深などを利用者に対してきちんと説明していたのかどうか疑問が残ってしまいます。もし事前に伝えられていたのなら、泳げない人は深さのある泉の中心部へは近づかないのではないでしょうか。
なお、現時点での日光サウナリゾートのHPを確認すると、「お知らせページ」に今回の事故に関する記載は特にありませんでした。これまで通りサイトから予約も受付できるようになっています。
同じような事故が起こらないことを祈る気持ちです。
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